日本はデフレからの脱却を目指しており、インフレの懸念は今の所ありません。
しかし一方で円安が進行する中、輸入品や原材料が値上がりして、食料品も値が上がっているという現実がありま
す。
インフレは景気が良い時に起こりやすい現象です。
物価の上昇と同等かそれ以上の賃金の上昇があれば問題ありませんが、物の値段に収入が追い付かないと私たちの生活は苦しくなります。
先を見たとき物の値段が上がっていく可能性は幾つかあります。
円安の継続、消費税の値上げ、資源価格の値上がりはこれからもあるかもしれません。
それにより食料品や輸入商品は値上がりし、製品コストも上昇します。
毎年1-2%の物価の上昇は好ましいこと、という意見もありますが物価の上昇が過度に行き過ぎると、お金の価値が減ってしまい私たちの生活は不安定なものになってしまいます。
インフレに強いと言われる金融商品もあるのでリスクを分散する意味で押さえておくと良いかもしれません。
インフレ時に強いと言われる投資先
株:物価の上昇は物の値段を上げ、企業の売上増大、利益の拡大に繋がり株価には好条件になる場合があります。しかし株価の値下がり、企業倒産など別のリスクもあります。
金:金は貨幣価値が物価に対して相対的に下がっても影響は受けにくい物です。
不動産:物価が上がるときは不動産の資産価値が上がります。
物価連動国債:消費者物価に元本と利息が連動する国際。2015年度1月から買えるようになりました。 但し元本割れのリスクもあります。
外貨預金:金利は投資した通貨の母国の利率が適用になります。
またその通貨に対して円安になれば為替差益が得られます。逆に円高になれば大きな損を受けるかもしれません。
日本政府、日銀はデフレの脱却を目指して物価の上昇を黙認するわけですが、将来インフレが来るかどうか頭には入れておいた方が良いかもしれません。
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