貝類はもともと栄養の豊富な食べ物ですが、中でもカキは「海のミルク」と呼ばれ栄養が満点です。
日本では縄文時代の頃には食べられたようで貝塚から殻が発見されています。
世界中で食べられており、魚介類を生で食べる習慣の少ない欧米でも例外的に食されてきました。
カキは岩にへばりついてほとんど動かず、筋肉が退化してその姿のほとんどが内臓にあたるそうです。
本来、運動によって燃焼される栄養素もカキには蓄積して栄養の宝庫となったようです。
カキはたんぱく質、ビタミン類、鉄分・カルシウムなどのミネラル、タリウムを豊富に含む、動物性たんぱく質の食品には少ないアルカリ性食品です。
牡蠣に含まれる栄養素と効果
・鉄分:血中のヘモグロビンを増やして貧血・冷え性を予防する。
・タウリン:脳の中枢に作用してストレスを解消し脳を健康に保ちます。
ホメオスタシスの働きを助け血圧を正常に保ちます。
脂肪肝とアルコールから肝臓を守ります。
中性脂肪を減らしアルコールを分解します。
結果二日酔いの予防、防止に効果を発揮します。
胃の中でピロリ菌が出す有害物質を除去し、胃がんや胃炎から守ってくれます。
・亜鉛:新陳代謝を活発にして肌荒れを防止します。
カキを食べるときの留意点
生食用:衛生的にするため滅菌海水で何度も洗っているので、熱を加えて調理すると風味が損なわれるので生で食べるのが美味しく食べるコツです。
加熱調理用:加熱して食べることを前提としており、雑菌処理されていないので塩でよくもんで水洗いをして加熱して食べます。生食用と比べると風味、旨みで勝ります。
新鮮だからと生食用のカキをフライなどに加熱して食べるより、加熱調理用のカキを料理する方が良いようです。
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